このような方法で、実際に香るガムを食べて計測したところ、存在が認められ、商品化に至ったのでした。当初の販売目標では4億円という数字をかかげていましたが、時代のニーズにマッチし、発売半年で10億円の売り上げ達成となります。

体臭が変わるガムがあるって本当?

 「ふわりんか」というこの画期的な商品には、科学的根拠があります。ただ体臭が劇的に変化するというわけではなく、変わっても“ほのか”こ、というものらしいです。

アイデアのもとになったのは、ニンニクを食べると体からニンニク臭がすること。このとき香るのが悪臭ではなく芳香なら、人工的に芳香体質ができるのでは? こうした仮説をもとに研究が始まりました。

ポイントは大きく分けて2つです。香りの選定と分子量。そして、その芳香効果の確認です。

まず、香りの選定に入ります。香り分子がアルコールなどの体に悪いものではなければ、肝臓で分解されずにそのまま代謝されます。ニンニクのアリシンがその最たる例です。また、アンモニアやアセトアルデヒドのような分子が小さいものなら、毛穴から汗とともに排出が可能なはずです。この2点からスタートし、バニラの香りとバラの香りの2種を選択。ガムの開発に至ります。

続いて、空気中に分散してしまう体臭の測定方法について、本当に体から香るのかを確認をしなければなりません。まず、分散してしまう汗を集めるために、食べる前から手にビニール袋をします。その後、ガムを食べて汗をかきます。その数時問後に、ビニール袋中の空気ごとガスクロマトグラフィーにかけて、その汗においの中に香りの存在を確かめました。

このような方法で、実際に香るガムを食べて計測したところ、存在が認められ、商品化に至ったのでした。当初の販売目標では4億円という数字をかかげていましたが、時代のニーズにマッチし、発売半年で10億円の売り上げ達成となります。

しかし、ブームはそれだけに終わりませんでした。問い合わせが多く寄せられたのが、購買層の対象だった20~50歳代の女性以外の、40~50歳代の加齢臭に悩む男性が多かったのです。これにより、同社では加齢臭に悩む男性のニーズにかぶる「ちょい悪」コンセプトを軸に男性用香りガムを開発。発売後生産が追いつかなくて一時発売を中止するまでのブームとなりました。

劇的に体臭の変化を望む男性は、少し肩透かしを食らったようですが、個人差もあるようで、体感された方からのニーズに支えられ、第2弾の販売となりました。 体臭が気になるあなたはもう試してみましたか?

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